体験談(不動産売却コンサルティング)

山本 絵理子さま|売却か賃貸か悩んでいた実家の活用方法。プロのアドバイスで最適な判断ができた

父の介護施設入所をきっかけに、実家の活用方法で頭を悩ませていた山本絵理子さま。

築35年の一戸建ては思い出の詰まった場所でしたが、このまま空き家にしておくのは不安でした。

売却すべきか、それとも賃貸に出すべきか。仕事と父の面会で忙しい日々の中、なかなか答えが見つからずにいました。

そんな時、知人の紹介でクラウドハーツ・リアルエステートを知り、利用を決意。今回、不動産売却コンサルティングを受けた山本さまに詳しいお話をうかがいました。

「父が暮らした実家をどうすべきか」働きながら介護と向き合う私が、納得できる選択にたどり着くまで

代表 西田:本日はよろしくお願いします。

山本さま:こちらこそ、ありがとうございます。実家の活用方法で悩んでいた時に、助けていただきました山本です。同じように親の介護で実家の扱いに困っている方は多いと思うので、少しでも参考になればと思います。

実家の活用方法で悩み始めたきっかけは何でしたか?

父が介護施設に入所することになり、実家が空き家になったことがきっかけです。母は5年前に亡くなっていて、父は1人暮らしをしていました。

最初は「いずれ父が家に戻れるかもしれない」と思って、そのまま維持していたんです。

でも、施設に入って半年が経った頃、担当の介護士さんから「お父さまはここでの生活にとても馴染んでいますよ」と聞いて。

父も「ここは楽でいいな」と言うようになり、自宅に戻る可能性は低いと感じました。

それからは、月に1回実家に行って掃除や換気をする日々が続きました。平日は仕事、休日は父の面会と実家の管理で、正直かなり疲れていましたね。

売却と賃貸、それぞれで迷っていたポイントは?

売却すれば父の介護費用の足しになると思う一方で、思い出の詰まった家を手放すことへの抵抗がありました。

私が生まれ育った家ですし、父もいつか「やっぱり家に帰りたい」と言い出すかもしれない。そんな気持ちもあって、なかなか踏み切れませんでした。

一方で、賃貸に出すという選択肢も考えました。家賃収入があれば介護費用の支払いも楽になるし、いざという時には家に戻れる。

でも、築35年の古い家を借りてくれる人がいるのか、修繕費用はどれくらいかかるのか、全く見当がつきませんでした。ネットで調べても情報が多すぎて、何が正しいのか分からなくて。

多くの方が経験があるかもしれませんが、仕事をしながら不動産のことを1から勉強するのって、本当に大変なんですよね。

不動産売却コンサルティングを受けようと思った決め手は?

同じ会社の先輩が、親の実家を売却した経験があって、その時に相談したのがきっかけです。

先輩から「素人判断で進めると後悔するよ」とアドバイスされて、クラウドハーツ・リアルエステートさんを紹介してもらいました。

最初は「コンサルティングなんて大げさかな」と思ったんですが、まずは話を聞いてみようと。

何より、不動産会社とは違って、売却を前提としない中立的な立場でアドバイスしてもらえる点に魅力を感じました。

実は以前、近所の不動産会社に相談した時、「今すぐ売却した方がいいですよ」と強く勧められて、少し不信感を持っていたんです。

本当に今売るべきなのか、それとも他に方法があるのか、フラットな視点で判断してほしかったんですよね。

コンサルティングで印象に残っているアドバイスは?

「賃貸に出す場合のリアルな収支計算」を出してもらったことです。

私の実家のような築35年の物件を賃貸に出すと、家賃相場は月7万円程度。

一見すると悪くない収入に思えますが、そこから管理費や修繕費、固定資産税を差し引くと、手元に残るのは月3万円ほどになるそうです。

さらに、給湯器やエアコンなどの設備が壊れた場合、修理費用は大家負担。築年数が古いと、こうした突発的な出費が増えるリスクが高いと教えてもらいました。

「月3万円の収入のために、いつ起こるか分からない修繕リスクを抱えるのは、精神的な負担も大きいですよ」と言われて、ハッとしました。

一方で、売却した場合の査定額や、その資金を介護費用に充てた場合のシミュレーションも見せてもらって。

数字で見ると、自分にとって何が最適なのか、すごく分かりやすかったです。

コンサルティングを受けて、気持ちや考え方に変化はありましたか?

「家を手放すこと=父との思い出を捨てること」だと思い込んでいた自分に気づきました。

でも、「お父さまとの思い出は心の中に残り続けますよ」と優しく言ってくださって。

それに、売却して得た資金で父が快適に過ごせるなら、それも1つの親孝行じゃないかと思えるようになりました。

また、「今は忙しすぎて判断できない状態だから、まず自分の負担を減らすことを考えましょう」とアドバイスをもらったことも大きかったです。

月1回の実家の掃除や換気、固定資産税の支払い、ご近所への気遣い。こうした小さな負担が積み重なって、知らず知らずのうちにストレスになっていたんだと実感しました。

父の介護と仕事で精一杯なのに、実家の管理まで抱え込む必要はないんだって、肩の荷が下りた気分でした。

最終的にどのような決断をされましたか?

売却する方向で準備を進めることにしました。ただ、すぐに売却を決めたわけではなく、まずは父にも相談しました。

「家を売って、その分でお父さんが施設で快適に過ごせるようにしたいんだけど、どう思う?」と聞いたら、父は「お前に負担をかけたくないから、それでいい」と言ってくれて。

父の気持ちを確認できたことで、迷いなく進められました。今は信頼できる不動産会社を見つけて、売却に向けて動いています。

クラウドハーツ・リアルエステートさんに紹介してもらった不動産会社は、強引な営業もなく、こちらのペースに合わせて丁寧に対応してくれています。

売却が完了したら、その資金の一部を父の介護費用に充てて、残りは将来の自分の備えとして貯蓄する予定です。

これから不動産売却を考えている方へアドバイス

親の介護で実家の扱いに悩んでいる方は、1人で抱え込まないでほしいです。

私も最初は「自分で何とかしなきゃ」と思っていましたが、専門家に相談したことで、視野が広がりました。

特に、売却か賃貸かで迷っている場合は、感情だけでなく、数字をもとに冷静に判断することが大切だと感じています。

「思い出の家を手放すのは寂しい」という気持ちは当然ですが、それ以上に、今の自分や家族の生活を大切にすることも必要なんですよね。

不動産売却コンサルティングは、売却を前提とせず、今の状況に最適な選択肢を一緒に考えてくれるので、安心して相談できました。

もし迷っているなら、まずは話を聞いてもらうだけでも、きっと気持ちが楽になると思いますよ。


【体験者プロフィール】
名前:山本 絵理子さま
年齢:42歳
居住地:埼玉県
自己紹介:都内の商社で経理職として勤務。実家は埼玉県にあり、父(75歳)の介護施設入所をきっかけに、空き家となった築35年の一戸建ての活用方法について検討。駅徒歩15分・土地面積120㎡の物件の売却に向けて準備中。休日は介護施設に入所中の父の面会に行くことが日課。
※プライバシー保護により仮名


西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。 【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表 【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

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