大手メーカーに勤める瀬川誠さまは、購入からわずか3年の新築マンションを手放すかどうか、大きな決断を迫られていました。
きっかけは、会社から告げられた突然の転勤辞令です。
「賃貸に出せば家賃収入が入るし、将来また戻ってくるかもしれない」そんな思いと、「管理の手間や空室リスクを考えると売却した方がいいのでは」という迷いの間で揺れ動いていたといいます。
妻と何度も話し合いを重ねる中、友人の紹介でクラウドハーツ・リアルエステートの不動産売却コンサルティングを知り、相談することを決めました。
今回、瀬川さまに詳しいお話をうかがいました。
「賃貸に出すか売却するか」答えが見つからなかった私が、家族の将来を見据えた決断ができるまで
代表 西田:
今日はよろしくお願いします。
瀬川さま:
こちらこそ、よろしくお願いします。
転勤が決まって本当に悩んでいた時期に相談させてもらった瀬川です。
急な転勤で困っている方の参考になればと思って、お話しさせていただきます。
転勤が決まった時、どんな気持ちでしたか?
正直、頭が真っ白になりました。
購入してまだ3年の新築マンションだったので、まさかこんなに早く手放すことを考えるなんて思ってもいなくて。
妻は最初、「せっかく買ったのに」って泣きそうになっていましたし、僕自身も住宅ローンの残債がまだ2800万円ほどあって、どうしたらいいのか分からなかったんです。
転勤先は東京で、期間は最低でも5年と言われました。
子供はまだ小学1年生と幼稚園の年中で、妻も地元で働いていたので、家族全員で引っ越すことになりました。
そうなると、今のマンションをどうするかって問題が一気に現実味を帯びてきたんですよね。
賃貸に出すことは考えなかったんですか?
最初は賃貸に出すつもりでいました。
実際、不動産会社に相談したら「このエリアなら月12万円くらいで貸せますよ」って言われて。
ただ、住宅ローンが残っているから、銀行に相談したら「転勤の場合は賃貸の許可が出せる」って言われたんです。
住宅ローンの返済が月9万円だったので、差額の3万円がプラスになると思いました。
でも、妻が「本当にそんなうまくいくの?」って不安がっていて。
空室になったら収入ゼロなのにローンは払い続けなきゃいけないし、設備が壊れたら修理費もかかる。
それに、銀行からは「転勤が終わったら戻ること」が条件だったので、もし東京に永住することになったら、また銀行と交渉しなきゃいけないのかなって。
それに、入居者とのトラブルとか、退去後のリフォーム費用とか、考え出したらきりがなくなってしまって。
友人に相談したら、「賃貸に出して失敗した人もいるから、ちゃんと調べた方がいい」って言われたんです。
相談しようと思ったきっかけは何ですか?
その友人が紹介してくれたのがクラウドハーツ・リアルエステートさんでした。
友人のお父さんが不動産の売却で相談したことがあって、「売る売らないじゃなくて、どうするのが一番いいかを一緒に考えてくれる」って聞いたんです。
正直、不動産会社に相談すると「早く売りましょう」とか「賃貸に出しましょう」って、会社にとって都合のいい提案をされそうで怖かったんですよね。
実際に相談してみたら、僕らの状況を丁寧にヒアリングしてくれて、「焦って決める必要はないですよ」って言ってもらえたのが嬉しかったです。
コンサルティングではどんなアドバイスを受けましたか?
まず驚いたのが、賃貸に出した場合のシミュレーションがすごく詳細だったことです。
家賃収入だけじゃなくて、管理費や修繕積立金、固定資産税、所得税まで全部計算してくれて、「実質の手取りは月1万5000円くらいになります」って。
最初に聞いた3万円とは全然違うじゃないですか。
しかも、空室リスクや原状回復費用を考えると、赤字になる可能性もあるって言われて、ハッとしました。
それから、「5年後に東京から戻ってきたとして、本当にこのマンションに住みますか?」って質問されたんです。
その時、気づいたんですよね。
子供が成長したら手狭になるだろうし、学区も変わってしまうかもしれない。
5年後の自分たちの生活をイメージしたら、戻ってくる可能性は低いなって。
売却を決めた一番の理由は何でしたか?
将来のライフプランを考えた時に、今売却した方が選択肢が広がるって分かったからです。
クラウドハーツ・リアルエステートさんが作ってくれた資金計画を見たら、売却すれば住宅ローンを完済できて、手元に約500万円残ることが分かりました。
この500万円があれば、転勤先での生活費の足しにもなるし、将来的に東京で住まいを買う時の頭金にもできる。
何より、遠く離れた場所の不動産を管理するストレスから解放されるっていうのが大きかったです。
妻も「毎月の収支を気にしながら生活するより、スッキリした方がいい」って言ってくれて。
賃貸に出すっていうのは、一見すると資産を手放さずに済む賢い選択に思えたけど、実際にはリスクと手間が大きすぎたんですよね。
売却を進める上で不安はありませんでしたか?
もちろんありました。
一番心配だったのは、「本当に希望する金額で売れるのか」ってことです。
相談する前に、ネットの一括査定を試したことがあって、3社から査定額をもらったんですけど、バラバラで。
一番高い会社は3500万円、一番低い会社は3100万円って言われて、どれを信じていいか分からなくなっちゃって。
でもそれぞれの査定について、クラウドハーツ・リアルエステートさんに根拠を検証してもらいました。
高い査定を出した会社は、「とりあえず契約を取りたくて高めに言っている可能性がある」って。
結局、適正価格は3300万円前後だって分かって、その価格で売却活動を始めました。
実際には3280万円で売れて、手元に残ったのは予定通り約500万円でした。
コンサルティングを受けて良かったと思う点は?
感情的にならずに、冷静に判断できたことです。
購入時の喜びを思い出すと複雑な気持ちでしたけど、数字で示してもらったことで、売却が最適な選択だって納得できました。
それに、不動産会社の選び方も教えてもらえたのが良かったです。
査定額だけで選ぶんじゃなくて、売却実績や担当者の対応、広告戦略まで比較するポイントを学べました。
おかげで、信頼できる不動産会社と出会えて、スムーズに売却が進みました。
転勤まで3か月しかなかったんですけど、無事に引き渡しまで終えることができて、本当にホッとしました。
これから売却を考えている方へアドバイス
転勤が決まって慌てている方、賃貸か売却かで迷っている方は、まず冷静になって将来のことを考えてみてください。
僕の場合、賃貸に出すっていう選択肢に最初は魅力を感じていたけど、よく調べたら想像以上にリスクがあることが分かりました。
それから、不動産会社の言うことを鵜呑みにしないことも大切です。
査定額が高いから良い会社とは限らないし、逆に低いから悪い会社とも限りません。
もし判断に迷ったら、第三者の意見を聞いてみるのも一つの方法だと思います。
僕らは相談したことで、家族みんなが納得できる決断ができました。
【体験者プロフィール】
名前:瀬川 誠さま
年齢:38歳
居住地:愛知県
自己紹介:大手電機メーカーの営業職として勤務。妻(36歳)と長女(7歳)、次女(5歳)の4人家族。愛知県内の新築分譲マンション(3LDK・70㎡)を購入後3年で東京への転勤が決定し、売却を選択。売却益の一部は子供の教育資金として準備し、残りは将来のマイホーム購入に向けて運用中。週末は家族でキャンプに出かけることが楽しみ。
※プライバシー保護により仮名
