長年暮らした実家と現在の住まい、2つの不動産を抱えながら定年退職を迎えた松田京子さま。
老後の生活を考える中で、どちらを手放すべきか、それとも両方とも保有し続けるべきか、大きな決断を迫られていました。
夫婦2人での暮らしに本当に必要なものは何か、限られた資金をどう配分すれば安心して暮らせるのか。
そんな悩みを抱えていた時、クラウドハーツ・リアルエステートの不動産売却コンサルティングと出会い、人生設計に合わせた判断ができるようになったといいます。
今回、不動産売却コンサルティングを受けた松田さまに詳しいお話をうかがいました。
「2つの不動産、どちらを残すべき?」老後資金への不安から、自分に合った選択ができるまで
代表 西田:本日はよろしくお願いします。
松田さま:松田です。定年を機に不動産のことで随分悩みましたが、おかげさまで納得のいく決断ができました。同じように迷っている方の参考になればと思い、お話しさせていただきます。
不動産の売却を検討し始めたきっかけは何でしたか?
定年退職の半年ほど前から、夫と2人でこれからの生活について話し合うようになったんです。
退職金の額も分かってきて、公的年金の見込み額も試算してもらって。そうすると、思っていたより老後資金に余裕がないことに気づいたんですね。
特に、2つの不動産を維持するコストが想像以上に重くのしかかってくることが分かりました。
夫の実家は空き家状態で、年間の固定資産税が約12万円、それに光熱費の基本料金や草むしりのための交通費も含めると、年に20万円近くかかっていて。
一方で、私たちが住むマンションも管理費や修繕積立金が月3万円以上。これを合わせると年間50万円を超える維持費です。
年金生活でこの支出を続けられるのか、正直不安になりました。
最初にどんな悩みや不安を抱えていましたか?
一番の悩みは、どちらの不動産を手放すべきかという判断がつかなかったことです。
夫は「実家を売るのは忍びない」と言いますし、私も思い出のある家を手放すのは寂しいという気持ちがありました。でも現実的に考えると、築50年の木造住宅は今後も維持費がかさむばかりですよね。
かといって、マンションを売却して実家に住み替えるという選択肢もあるのかなと。実家なら住宅ローンもないし、広い庭もあって。
ただ、駅から少し遠いし、病院やスーパーへのアクセスはマンションの方が便利なんです。高齢になってからの生活を考えると、利便性って本当に大事じゃないですか。
あと、不動産を売るタイミングも分からなくて。今すぐ売るべきなのか、もう少し待った方がいいのか。そもそも、どれくらいの価格で売れるものなのか。
調べれば調べるほど、情報が多すぎて混乱してしまいました。
なぜクラウドハーツ・リアルエステートの売却コンサルティングを選んだのですか?
きっかけは、老後の資金計画を相談していた専門家からの紹介でした。その方が「不動産も含めて全体を見直した方がいい」と勧めてくださったんです。
当初は何社かの不動産会社をまわろうと考えていました。でも、知人から「いきなり査定を取ると、売る方向に流されてしまう」という話を聞いて。
それで、売却ありきではなく、中立的な立場でアドバイスしてくれるクラウドハーツ・リアルエステートさんを選びました。
不動産取引を事業にしていないので、純粋に私たちにとって何がベストかを一緒に考えてくれるという点に魅力を感じました。
コンサルティングではどのようなことを相談しましたか?
まず、私たちの生活スタイルや今後の人生設計について、かなり詳しくヒアリングしていただきました。健康状態、趣味、家族との関係、介護の可能性など。
不動産の話だけじゃなくて、どういう老後を送りたいのかという根本的なところから聞いてくださったんです。
そして、実家とマンション、それぞれの資産価値や将来的な価値の変動予測も教えていただきました。実家のある地域は再開発の計画があって、数年後には地価が上がる可能性があるとか。
逆に、マンションの方は今がピークで、築20年を超えると価値が下がりやすいといったお話も。
さらに、売却した場合と保有し続けた場合、それぞれのシミュレーションを数字で見せてもらえたのが大きかったですね。
例えば、実家を売却して得た資金を運用した場合の収益予測とか、マンションの今後15年間の修繕費用の見込みとか。こういう具体的な数字があると、ぐっと判断しやすくなりました。
実際に受けてみて、印象に残っていることは何ですか?
「急いで決めなくていいですよ」と言っていただけたことが、すごく心に残っています。
それまで、定年までに決断しなきゃとか、早く動かないと損するんじゃないかとか、焦りばかりが先行していたんです。
でも、担当の方が「松田さんご夫婦のペースで、納得いくまで考えましょう」と言ってくださって。その言葉で、肩の力がすっと抜けた感じがしました。
あと、夫の気持ちも大切にしてくださったことも印象的でした。夫は最初、実家を手放すことに抵抗があったんですが、少しずつ前向きに考えられるようになったんです。
それから、不動産会社の選び方も教えていただいたのが役立ちました。査定額の見方、営業担当者とのやり取りのコツ、契約時の注意点など。
実際に売却を進める時に、自信を持って対応できるようになりました。
売却を決断する上で、決め手となったことは何ですか?
最終的には、今後30年間の生活費を試算した時に、実家を売却した方が安心して暮らせるという結論に至りました。
実家の土地は思ったより高く売れそうで、その資金があれば医療費や介護費用の備えとして十分な額を確保できることが分かったんです。
夫も「母さんが大切にしていた家だけど、俺たちが幸せに暮らすために使うなら、母さんも喜んでくれるはずだ」と言ってくれて。
あと、マンションに住み続けることで、友人関係や買い物の利便性を維持できることも大きな決め手でした。
歳を重ねると、新しい環境に適応するのも大変ですし、今の暮らしやすさを手放すリスクの方が大きいと感じたんです。それに、絵手紙のサークルも近くにあって、この趣味を続けられる環境も捨てがたかったですね。
結果的に、実家は市場相場より少し高めの価格で売却できましたし、売却後の資金運用についてもアドバイスをいただけて、本当に助かりました。
これから不動産売却を考えている方へアドバイス
まずは、焦らないことが大切だと思います。私も最初は「早く決めなきゃ」という気持ちでいっぱいでしたが、じっくり考える時間を持てたことで、後悔のない選択ができました。
そして、目先の金額だけで判断せず、これからの暮らし方や大切にしたいことを基準に選ぶことが重要だと感じました。
売却で得られる金額と、日々の生活の充実度、両方のバランスを見ることをおすすめします。数字も大事ですが、毎日の暮らしの質や心の豊かさも同じくらい重要ですよね。
あと、プロの意見を聞くのは本当に有効だと感じました。特に、売却を前提としない中立的なアドバイスを受けられるサービスがあると知って、利用してよかったと心から思っています。
不動産は大きな資産ですから、一人で抱え込まず、信頼できる専門家の力を借りながら、納得のいく決断をされてくださいね。
【体験者プロフィール】
名前:松田 京子さま
年齢:62歳
居住地:大阪府
自己紹介:大手銀行を定年退職。夫(65歳)と二人暮らし。築50年の実家(木造2階建・土地80㎡)と、自宅マンション(3LDK・75㎡)の2拠点を所有していたが、実家の売却を決断。売却資金は老後の生活資金として運用中。カルチャーセンターで絵手紙を習い始め、新しい趣味として楽しんでいる。
プライバシー保護により仮名
