一戸建ての購入をご検討されるお客様から、建物の構造的な問題や土地の価値など、マンション以上に専門的な判断が必要な点について、ご相談をいただいています。
クラウドハーツ・リアルエステートでは、建築の専門家による建物診断の観点から、土地の評価、リフォームの必要性まで、お客様一人一人の状況に応じた具体的なアドバイスを提供しています。
今回、不動産購入コンサルティングを受けた松岡さまに詳しいお話をうかがいました。
築35年でも安心?プロが教える良質な中古住宅の見分け方
本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
松岡さまは中古一戸建ての購入にあたり、建物の状態や土地の評価など、様々な観点から検討を重ねられたとお聞きしています。
ガーデニングを楽しむための広いお庭もご希望とのことでしたが、理想の物件探しのご苦労や、コンサルティングをお受けになったきっかけなど、ぜひ詳しくお聞かせください。
購入を考え始めてから、どんな不安や迷いがありましたか?
緑豊かな環境で、ガーデニングを楽しみながら暮らしたいと思い、一戸建ての購入を考え始めました。
ただ、新築は予算的に厳しいため、中古住宅を検討することにしたのですが、建物の耐久性や地盤の安全性など、素人目では判断が難しい部分が多くて困っていました。
特に気になったのは、築年数の古い物件でも、外観や室内は比較的きれいに見えるものが多かったことです。
見た目は良くても、構造部分に問題があるかもしれないという不安が常にありました。
また、土地の形や接道状況によって、将来の建て替えが制限される可能性があると聞き、その判断も難しかったです。
購入コンサルティングを受けた具体的な理由は何ですか?
一番の理由は、建物の構造的な問題を見抜く知識がないことでした。
不動産会社で内覧する際、営業担当者からは「リフォーム済みで安心です」と説明されるのですが、本当にそうなのか判断できませんでした。
また、土地の価値についても、地域による違いはもちろん、同じ地域でも区画によって大きく異なると聞き、専門家の意見を聞きたいと思いました。
リフォームの必要性や概算費用についても、客観的な意見が欲しかったんです。
コンサルティングで特に参考になった点は何ですか?
建物のチェックポイントを具体的に教えていただいたことが、とても参考になりました。
例えば、床の傾きや壁のひび割れ一つとっても、深刻な構造的問題なのか、表面的な経年劣化なのかを見分けるポイントを学べました。
さらに、土地の評価について、道路との高低差や日当たり、排水の状況など、素人では気づきにくい観点からもアドバイスをいただけました。
印象的だったのは、「築35年でも、地盤や構造躯体がしっかりしていれば、リフォーム次第で快適に暮らせる」という言葉です。
築年数だけでなく、これまでの管理状態や建物の基本構造を重視すべきと分かりました。
コンサルティングの前後で変わったことは?(考え方や行動など)
物件を見る際の視点が、表面的なものから本質的なものに変わりました。
以前は築年数や外観、設備の新しさばかりを気にしていましたが、基礎や柱の状態、床下や小屋裏の様子など、構造的な部分にも注目できるようになりました。
土地を見る目も変わり、単に広さだけでなく、地形や周辺環境との関係性まで考えるようになりました。
結果的に、築35年と古い物件でしたが、基礎がしっかりしていて、日当たりの良い整形地に建つ家を選ぶことができました。
リフォームの費用も事前に具体的な見積もりを取ることができ、予算内で理想の住まいを手に入れることができています。
これから不動産購入を考えている人へアドバイス
中古一戸建ては、見た目の印象だけで判断するのは危険です。
建物の状態はもちろん、土地の特性や法的な制限など、専門的な知識が必要な判断ポイントがたくさんあります。
私の場合、一人では気づけなかった視点を多く学べ、より良い選択ができたと感じています。
焦らず時間をかけて検討し、分からないことは相談することで、きっと理想の物件に出会えると思います。
体験者プロフィール
名前:松岡 真由子さま
年齢:42歳
居住地:神奈川県
自己紹介:フラワーアレンジメント教室を主宰。庭付き一戸建てを探していたところ、駅徒歩17分の築35年の物件に出会う。300万円のリフォームを経て入居予定。120平米の敷地に、3SDK・88平米の2階建て。夫と愛犬(ゴールデンレトリバー)との暮らしを楽しみにしている。
※プライバシー保護により仮名