体験談(不動産購入コンサルティング)

スミス 杏子さま|日本のマンション購入で初めて知った!書類準備から引き渡しまでの不動産取引の流れ

米国シアトル出身のスミス杏子さまは、日本での永住を決意し、マンション購入を検討していました。

しかし、日本の不動産取引は母国とは全く異なるシステムで、どこから手をつければいいのか分からず途方に暮れていたといいます。

必要書類の多さ、契約までの段取り、住宅ローンの手続きなど、初めて知ることばかりで不安が募るばかり。

そんな時、同僚の紹介でクラウドハーツ・リアルエステートの不動産購入コンサルティングを知り、利用を決めました。

今回、スミスさまに詳しいお話をうかがいました。

「アメリカとこんなに違うの?」日本の不動産購入で戸惑った私が、安心して理想のマンションを手に入れるまで

代表 西田:本日はお時間をいただき、ありがとうございます。

スミスさま:こちらこそ、よろしくお願いします。私はシアトル出身で、日本に来て8年になります。
永住権を取得したのをきっかけに、マンション購入を決意しました。
同じように外国人として日本で不動産購入を考えている方の参考になれば嬉しいです。

マンション購入を考え始めた時、どんな不安や疑問がありましたか?

一番困ったのは、日本の不動産取引の流れが全く分からなかったことです。

アメリカでは両親が家を買う時に立ち会ったことがあるのですが、日本とは手続きが全然違うんですよね。

例えば、「重要事項説明」という言葉を初めて聞いた時は、何のことだかさっぱりでした。

契約までにどんな段階があるのか、それぞれで何をすればいいのか、全体像が見えなくて。
不動産会社の担当者の説明を聞いても、専門用語が多くて頭の中がぐるぐるしてしまいました。

夫は日本人なので少しは分かるのですが、彼も初めての不動産購入だったため、2人とも手探り状態でした。

住宅ローンについても不安がありました。
永住権は取得していましたが、外国人でもちゃんと借りられるのか、どの銀行を選べばいいのか、金利の仕組みはどうなっているのか。

疑問だらけで、夜もなかなか眠れない日が続きました。

不動産購入コンサルティングを受けようと思った決め手は何ですか?

会社の同僚が「私の友人が利用してすごく良かったって言ってたよ」と教えてくれたのがきっかけです。

最初は「コンサルティングって…」と思ったのですが、話を聞いてみると、不動産会社とは違って物件を売ることが目的ではなく、私たち買う側の立場でアドバイスしてくれると分かりました。

それが決め手でしたね。

私たちには日本の不動産知識がほとんどなかったので、誰か信頼できる専門家に相談したいと強く感じていました。
夫も「これだけ大きな買い物だから、プロの意見を聞いた方がいい」と賛成してくれて。

実際に相談してみると、とても丁寧で、私の拙い日本語でも理解できるように、ゆっくり説明してくれました。

「分からないことは何でも聞いてください」と言ってもらえて、すごく安心したのを覚えています。

コンサルティングで特に助かった点や印象に残っていることは?

購入の流れを時系列で整理してもらえたことが、本当に助かりました。

「まずは物件探しから始めて、気に入った物件が見つかったら購入申し込みをします。その後、住宅ローンの事前審査を受けて、重要事項説明を経て、売買契約を結びます」という具合に、ステップごとに教えてもらえたんです。

それぞれのステップで必要な書類もリストアップしてくれて、いつまでに何を準備すればいいのかが明確になりました。

例えば、私の場合は永住権の証明書や在職証明書、源泉徴収票などが必要だと分かり、早めに準備できました。

もう1つ印象的だったのは、内覧の際のチェックポイントを教えてもらったことです。

「管理組合の運営状況を確認してください」「修繕積立金の値上げ予定がないか聞いてみてください」など、素人では気づかない視点をたくさん教えていただきました。

おかげで、最終的に選んだマンションは管理体制がしっかりしていて、長期修繕計画も透明性が高い物件を選ぶことができました。

住宅ローンについてはどんなサポートを受けましたか?

住宅ローンについては、本当に手厚くサポートしていただきました。

まず、外国人でも借りやすい金融機関をいくつか紹介してもらえました。

実は、銀行によって外国人への融資条件が大きく違うって、知っていましたか?
私も初めて知って驚きました。

永住権があれば基本的にどこでも借りられるのですが、金利や手数料、審査のスピードに差があるんです。

クラウドハーツ・リアルエステートさんが3つの銀行を比較して、それぞれのメリットとデメリットを説明してくれました。

私たちの場合、夫の収入と私の収入を合算してローンを組むことになったので、ペアローンと連帯債務の違いについても詳しく教えてもらいました。

最終的には変動金利で借りることにしたのですが、将来的に金利が上がった時の対策についてもアドバイスをいただけて。

「繰り上げ返済のタイミング」や「固定金利への借り換えを検討する目安」なども教えてもらい、長期的な返済計画を立てることができました。

コンサルティングを受ける前と後で、考え方や行動はどう変わりましたか?

受ける前は「とにかく早く買わないと」という焦りがありました。

賃貸の家賃がもったいないと感じていたし、周りの友人たちも次々とマイホームを購入していたので、取り残されているような気持ちだったんです。

でも、コンサルティングを受けてからは、焦る必要はないと気づきました。

「急いで決めて後悔するより、時間をかけて納得できる物件を選ぶ方が大切です」というアドバイスが心に残っています。

実際、最初に気に入った物件は通勤には便利だったのですが、管理費と修繕積立金が周辺相場より高めでした。

以前の私なら「まあいいか」と妥協していたかもしれませんが、きちんと計算してみると、30年間で数百万円の差になることが分かったんです。

結果として、もう少し探し続けて、今のマンションに出会うことができました。
築5年で設備も新しく、管理組合の運営も透明性があって、本当に満足しています。

また、購入後のことまで考えるようになったのも大きな変化です。

「もし数年後に転勤になったら」
「もし売却することになったら」

という視点で物件を見るようになりました。

駅から徒歩7分という立地を選んだのも、将来の資産価値を考えてのことです。

これから購入を考えている方へアドバイス

特に外国人の方や、初めて不動産を購入する方には、専門家に相談することを強くおすすめします。

日本の不動産取引は独特なシステムが多くて、知らないと損をしてしまうことがたくさんあります。

私の場合、コンサルティングを受けたおかげで、自分たちだけでは気づかなかったポイントをたくさん知ることができました。

例えば、契約書の細かい条項の意味や、契約不適合責任の期間、手付金の扱いなど、専門用語が多くて理解するのは大変です。

でも、それらをきちんと理解した上で契約しないと、後でトラブルになる可能性もあります。
「こんなこと聞いていいのかな」と思うようなことでも、実は重要なポイントだったりします。

私たちは物件探しから契約まで5か月かかりましたが、その分、納得のいく選択ができました。

今では毎朝、自分たちの家で目覚めることがとても幸せです。


【体験者プロフィール】
名前:スミス 杏子さま
年齢:32歳
居住地:福岡県
自己紹介:米国シアトル出身。日本の大学院留学中に夫と出会い結婚。IT企業でプロジェクトマネージャーとして勤務。2023年12月に永住権を取得し、福岡市内の築5年のマンション(3LDK・78平米)を3,500万円で購入。通勤のしやすさと、充実した管理体制を重視して物件を選択。夫との二人暮らしを満喫中。
※プライバシー保護により仮名


西田 喜宣(ニシダ ヨシノブ)

不動産×住宅業界20年。3,000人以上の売却・購入・住み替えなどをサポート。不動産コンサルティングのクラウドハーツ・リアルエステート代表。ブログ116万PV超。 【経歴】大手不動産会社・ハウスメーカー営業15年10ヶ月→現職の代表 【資格】公認 不動産コンサルティングマスター|宅地建物取引士|2級FP技能士

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