両親との同居を決めた山下徹さまは、家族全員が快適に暮らせる二世帯住宅の購入を計画していました。
しかし、いざ物件を探し始めると、親世帯と子世帯の希望をどう調整するか、限られた予算の中でどこまで理想を実現できるのか、次々と悩みが浮かんできたそうです。
特に土地選びでは、広さと立地のバランスに頭を抱え、建築会社の提案も本当に適正な価格なのか不安を感じていました。
そんな時、知人の紹介でクラウドハーツ・リアルエステートの不動産購入コンサルティングを知り、専門家のサポートを受けることに。
今回、山下さまに詳しいお話をうかがいました。
「家族みんなが笑顔で暮らせる家を」二世帯住宅の購入で直面した、想像以上の複雑さ
代表 西田:本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
山下さま:二世帯住宅の購入にあたってコンサルティングを受けた山下です。同じように二世帯住宅を検討されている方の参考になれば嬉しく思います。
二世帯住宅の購入を考え始めたきっかけは何ですか?
父が定年退職してから数年経ち、両親も70代後半になりました。
最近、母の足腰が弱くなってきて、2階建ての実家での生活に不安を感じるようになったんです。
子どもたちも小学生になり、今住んでいる賃貸マンションが手狭に感じていたこともあって、二世帯住宅で一緒に暮らすことを家族で話し合いました。
妻も「いずれは介護のことも考えないといけないし、近くにいた方が安心」と賛成してくれて、購入を本格的に検討し始めました。
ただ、正直なところ不動産購入自体が初めてで、ましてや二世帯住宅となると、どこから手をつけていいのか全く分からない状態でした。
物件選びで特に悩んだポイントはどこですか?
一番悩んだのは土地探しでした。
二世帯住宅なので最低でも150平米以上の土地が必要だと思っていましたが、埼玉県内でも駅から近い場所だと予算オーバーになってしまいます。
父は「駅から歩ける距離がいい」と言い、母は「スーパーが近くにあれば」と希望を出し、妻は「子どもの通学を考えると学区も大事」と主張して、家族の意見がバラバラでした。
また、建築会社からいくつか提案を受けたのですが、見積もりが7,500万円から8,000万円近くになることもあって、予算の7,200万円では厳しいと感じました。
「このくらいが相場です」と言われても、本当にそうなのか判断する材料がなく、もやもやした気持ちが続いていました。
コンサルティングを受けようと思った理由は何ですか?
知人の建築士から「二世帯住宅は専門家に相談した方がいい」とアドバイスされたのがきっかけです。
特に、将来的な資産価値や住み心地を考えると、素人判断だけで進めるのはリスクが高いと言われました。
その知人から紹介されたのがクラウドハーツ・リアルエステートさんでした。
購入する私たち側の視点に立って、フラットな立場からアドバイスしてくれると聞いて、それなら信頼できそうだと感じました。
実際に相談してみると、私たちが見落としていた点をいくつも指摘していただき、「ああ、やっぱりプロに聞いて良かった」と実感しました。
具体的にどんなサポートを受けましたか?
最初に取り組んだのは、家族みんなの要望を丁寧に聞き出すことでした。
親世帯と子世帯で「これだけは譲れない」というポイントと「あったら嬉しい」という項目を分類することで、何を優先すべきかがはっきりしてきました。
例えば、父の「駅近」という希望は、実は車を手放したくないという理由からだと分かりました。
そこで、駅から少し離れても駐車スペースが2台分確保できる土地を探す方向に修正したんです。
また、土地選びでは、日当たりや隣接する建物の状況だけでなく、建築制限についても詳しく確認していただきました。
特に印象的だったのは、「この土地は南側の隣地に高い建物が建てられる用途地域なので、将来的に日差しが遮られる恐れがあります」という指摘でした。
素人目には良さそうに見えた土地でしたが、将来のリスクまで考えてくれたおかげで、別の土地を選ぶことができました。
建物については、二世帯住宅特有の注意点を教えていただきました。
玄関を分けるかどうか、キッチンや浴室を共用にするかどうかで、将来の生活スタイルや資産価値が大きく変わると知り、家族でじっくり話し合うことができました。
価格交渉ではどんなアドバイスがありましたか?
これが本当に助かりました。
周辺エリアでの建築実績や取引事例を複数調べてくれました。
すると、提示されていた土地価格が周辺相場と比べて坪単価で約5万円高いことが判明したんです。
また、建物の仕様についても「このグレードなら、もう少し安くできるはず」という具体的な指摘をいただきました。
その資料をもとに建築会社と再交渉したところ、最終的に7,200万円まで価格を下げることに成功しました。
約600万円のコスト削減です。
交渉のコツとして、「感情的にならず、データに基づいて冷静に話すこと」「複数の選択肢を持っておくこと」というアドバイスも非常に参考になりました。
コンサルティングを受けて良かったと感じる点は何ですか?
何より、家族全員が納得して購入を決められたことです。
専門家の意見があることで、「本当にこれでいいのかな」というもやもやした不安が消えました。
また、内覧の際に「ここをチェックしてください」と教えていただいたポイントは、今でも役立っています。
例えば、基礎の状態や配管の位置、隣地との境界線など、素人では絶対に気づかない部分まで確認できました。
住宅ローンについても、複数の金融機関を比較検討した結果、金利が0.3%低いプランを見つけることができ、35年間で約150万円の利息を節約できる計算になりました。
こうした細かな積み重ねが、結果的に大きな違いを生むんだと実感しました。
これから購入を考えている方へアドバイス
二世帯住宅の購入は、通常の住宅購入以上に考えることが多く、家族間の調整も必要になります。
だからこそ、専門家の力を借りることをおすすめします。
私たちの場合、コンサルティングを受けたことで、見落としていたリスクに気づけましたし、価格交渉でも大きな成果を得られました。
特に、「将来売却する可能性も考えて物件を選ぶ」という視点は、自分たちだけでは持てなかったと思います。
二世帯住宅は、親世帯と子世帯の双方が快適に暮らせることが大前提ですが、同時に資産としての価値も意識する必要があります。
あなたもこれから購入を検討されるなら、できるだけ早い段階で中立的な専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
きっと、多くの気づきが得られるはずです。
【体験者プロフィール】
名前:山下 徹さま
年齢:46歳
居住地:埼玉県
自己紹介:大手メーカーに勤務する会社員。両親(父76歳・母72歳)と妻(43歳)、小学生の子ども2人との二世帯住宅を計画。敷地面積165平米に、LDK計2箇所を含む4LDK+2Kの住まいが完成予定。趣味の家庭菜園用に、南側に約30平米の庭スペースを確保。総予算は土地込みで7,200万円。
※プライバシー保護により仮名
